【365日転ばぬ先の「点検」を!サービスマンの奮闘記】
皆様こんにちは!
今回は、保守点検に奔走する弊社サービスマンについて知っていただきたく!
メルマガで取り上げることといたしました。
弊社は、事業所だけでなく各家庭にも昇降機の保守点検に伺っています。
ご家庭で使っている昇降機は、トラブルが起こると暮らしに直結するケースが多いものです。ご利用者様の不安や不便は計り知れません。
いつでもお客様の「困った!」「あれ?どうして?」に対応できるよう、
弊社サービスマンはお盆もクリスマスも、大晦日や元旦も、
休日・祝日関係なしに365日交替で待機して緊急対応を行なっています。
とはいっても、緊急出動!という悲壮感はありません。
一刻も早くお客様の不便を解消できるよう、快適に過ごせるよう願っての
そのような気持ちで日々動いています。
北海道は広いので、距離的にすぐに馳せ参じるのが難しい地域もありますが、スピーディな解決のためサービスマンは今日も走っています。
今回はそのような奮闘記(?)の中から、二つの事例を紹介させていただきます。
緊急対応事例1 お一人暮らし家庭のいす式階段昇降機
80代の男性より、「昇降機が動かなくなり、何かの音はするがよく分からない」と要請を受け、対応した事例です。
午前中に連絡をいただき、午後も利用する予定があるとのことで即日訪問しました。こちらのいす式階段昇降機は「曲線階段用NRE9」という機種で、2009年に設置後、現在までご使用をいただいています。
設置事例)
美術館2階の展示品観賞も、楽しめるようになりました。 | 北日本メディカル (kitamedi.co.jp)
故障時に音声アナウンスがなされる機種のはずですが、「何と言っているのか分からない」とのことで、サービスマンが調査しました。
結果、バッテリー切れのアナウンスであることが判明し、サービスマンの所持しているメンテナンス用のバッテリーで対処することに。
午後のご利用にも間に合うように、無事昇降機を動かすことができました。
こちらのご利用者様は宗教家でお一人暮らし。
4~5年前から足腰が不自由で、ご自宅内でも歩行器を使用されています。
おつとめで一日二回、1階の自宅から2階の本堂へ上がってお参りをされるため、その際にいす式階段昇降機が必須であるとのことでした。
男性は、機械に苦手意識をお持ちのようで、これまでも
◎異音がする
◎充電できない
などなどのご連絡をいただいております。
しかしながら幸いにも、これまで異常が起こっているケースはほとんどなく、
今回のような簡単な対応で安心してお使いいただける状態に復帰させることができてい
ます。
お客様にとって、歩行器や昇降機は第二の足。
ご自宅内を移動するために不可欠な機器です。
そんな大切なツールが動かなくなったら、誰だってパニック!になってしまいますよね。
急速にデジタル化が進んだ今、80代の方が機械に不安や苦手意識を抱くのも当然のこと
と思います。
『いつも連絡すると直ぐに来てくれるので安心できるよ』
という言葉を頂戴しました。お客様に安心していただけるというのは、良いものです。
嬉しく帰路についたサービスマンでした。
緊急対応事例2 JR札幌駅、南側地下通路階段(札幌市所有地下通路)札幌駅南側地下通路に設置している車いす用階段昇降機の不具合に出動した記録です。
こちらの昇降機は札幌市の所有通路に設置されているものですが、所有管理はパチンコ店が行なっています。
パチンコ店の開業合わせて札幌市が昇降機の設置を確認許可したものです。
お店が開業するまで、南側地下通路は車いす利用者の通行ができませんでしたが、これにより地下通路はバリアフリーとなりました。
この「車いす用階段昇降機」設置により年間延べ600名もの車いす利用者が札幌駅南側地下通路を通行できるようになったそうです。
とある日曜日の昼間に、お店の駐車場担当者から「昇降機が動かないので早く来てほしい」と慌てた様子で電話が入りました。
昇降機と店舗は30メートルほど離れています。昇降機の利用や安全管理はインターホンとモニターで行われパチンコ店の駐車場担当者がその業務を兼任されています。
そのため混雑しがちな土日には、車両の入出庫だけでも余裕がない時間帯に、昇降機操作業務が重なると、超多忙を極めることも多々あるそうです。
札幌駅地下道設置事例 | 北日本メディカル (kitamedi.co.jp)
『とにかく早く来てほしい』と要請を受け、弊社が緊急出動へ。
サービスマンの自宅から現場が近かったので30分も経たず訪問することができました。
設置されているのは、「車いす用階段昇降機エスカルL 」 車いす対応機種です。
調査したところ、開閉センサーが故障していることが分かりました。
ご利用者が安全遮断棒を無理に動かしたのか、センサーにズレが生じていて作動停止となっていたのです。原因がすぐに判明したので操作盤を外して開閉センサーのズレを修正し、復旧させることができました。
担当者の方からは、
『駐車場の入出庫と昇降機利用者が重なると
とにかく焦って気持ちに余裕がなくなってしまいます
今日のように早く来てくれて、とても助かりました
ありがとうございます』
と感謝の言葉をいただきました。
昇降機のご利用者数は、平日ならば1~2人位のようですが、土日は3人以上の方が立て続けにご利用されることもあり、忙しく操作することが多いようです。
すぐに復旧させることができて、私たちも安心いたしました。
この他にも、日々さまざまな緊急出動要請があり、北海道の広い大地をサービスマンは飛び回っています。
私たちが365日臨戦体制(?)にあると知って、「大変ですね~」と声をかけてくださることもあります。
お盆やお正月といった特別な期間に訪問すると、「こんな時にすみません」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
ですが、弊社にとって家庭用の保守点検制度を整えておくことは、昇降機という製品を扱う上で当然で当たり前のこと。
・使いたい時に使える
・故障かな?と思った時にすぐ解決できる
それはご利用者様にとって「当たり前」のことと思って日々待機しています。
そうそう、エレベーターと昇降機は、年1回の定期検査報告が義務つけられているってご存知でしたか?
厳密に言えばそれは事業所の話で、家庭に設置されたエレベーターや昇降機には定期検査の義務がないのですが、家庭用の機器も修理や点検が欠かせません。
昇降機は、ご高齢者や障がいのある方にとって必須のツールであり、なくてはならないものだからです。
家庭の昇降機も、事業所などに設置された機器と同様に、消耗する部品がありますし、経年劣化によって不具合も出やすくなります。
人間も早めの養生が大切なように、機械も日頃のメンテナンスが何より大切なのです。
私たちサービスマンは、日々万全の体制で北海道の広い大地のどこでも飛び出せるよう、準備を整えています。
もっとも、ホッカイドウは大きく広く、移動時間もあり景色もいいのでサービスマンは旅行気分で楽しい一面もあります(笑)。
広い北海道の空の下、あちこちでご利用いただいている弊社の昇降機が、ずっとお客様の手足となり過ごしやすさのサポーターとなれるよう、今月も引き続きはりきってまいります。
【サービスマンの修理昇降機コラム】
患者様用のいす式階段昇降機が活躍中! | お知らせ | 北日本メディカル (kitamedi.co.jp)