旭川のH様邸で階段昇降機の入替え工事を行いました。
H様邸では階段昇降機を20年前に設置。
毎年、弊社にて整備点検を実施し、耐用年数10年をはるかに超える年月を現役で働いてきました。
しかし、補修部品の一部が供給終了となったことを期に、新型の「楽ちん号KF-W型」へ入替えを決断されました。
ご利用者のH様の奥様は、
ご結婚後すぐに足腰の状態を悪くして、
20代から不自由を感じながら暮らしていらっしゃったそうです。
そんな足腰に大きな負担がかかる日々の中、
奥様が50代の時に転機が訪れました。
それはご自宅をリフォームされた際、
大工さんから階段昇降機を紹介された事でした。
ご主人様にも勧められて自宅へ階段昇降機を設置、
初めて使用した時は思わず自然と笑みがこぼれるほど嬉しかったとおっしゃっていました。
H様邸の階段昇降機は、当時50代だった奥様を20年もの永きにわたり
ご家族一緒に支えたパートナーのような存在でした。
「若い時から体が弱かったので、主人や子供達には大変な思いをさせてきました。
年を重ねるたびに身体、特に足の筋力が衰え、歩行に心配を抱える毎日。
家族の支えとこの昇降機があったからこそ生活が成り立っております。」
70代になった奥様の言葉は、初代の階段昇降機にきっと届いたはずです。
2023年8月に、曲線階段用の新型「楽ちん号KF-W型」への入れ替えが行われました。
▲ 新型おすすめポイント
「楽ちん号KF-W型」は、壁とレールの幅が6cmほど縮小されているため、
今までより省スペースで利用できます。
「室内が明るく見えるように」と座面シートは6色の中から
オレンジ色をチョイスしたという奥様。
新型の設置も以前の昇降機と同様たいへんお喜びでした。
また、「作動音も気にならず、
しゃがむことができない私(奥様)にとって
ひじ掛けの開閉で足のせ台が連動して
開閉してくれる作りは、
とても嬉しいし助かります」
とおっしゃっていただきました。
昇降機は、単なる機械ではなく「足」であり「生活の一部」であり「パートナー」でもあります。
その思いは丁寧なメンテナンスやこまめな点検につながり、20年以上という長期にわたる稼働を可能にさせるのでしょう。
このような事例は弊社にとっても大きな驚きと喜びであり、「機械を提供するのではなくよりよい生活を提供するのだ」という認識を改めて大切にしようと思えるお仕事でした。