日本では高齢化が加速したことで、高齢者が日常生活で困る場面が増えています。
その1つが階段の昇降です。
高齢者にとって階段の昇降は負担となりやすく、足腰が弱ることで転倒のリスクも増えます。
そこで需要が高まっているのが、いす式階段昇降機です。
今回は、教会にいす式階段昇降機を導入した事例と、設置工事の流れについて解説します。
今回紹介する教会は、2階に集会所がある構造です。
そのため、一部の施設利用者は高齢化により、集会所まで16段ある直線階段の昇降が難しくなっていました。
具体的には、「膝に手をついて、時間をかけて昇降する」や「階段の途中で疲れてしまい、しばらく動けずにいる」といった具合です。
このような現状から教会に、「なんとかしてほしい」との要望が寄せられていました。
教会側も建物にエレベーターの設置は難しかったため、インターネットで何か対策方法がないか調べていたところ、当社のホームページに目が留まったとのことです。
同教会では、初めての階段昇降機の設置でした。
その教会が弊社に依頼した決め手は以下の2点です。
弊社が学校や公共施設、寺院などへの導入実績が多いことを評価していただけました。
弊社のいす式階段昇降機の導入実績は「設置事例・実績」からご確認できます。
現地の納入先で試乗できる場所を探し、実際に試乗していただきました。
試乗により、操作性や乗り心地などを確認したうえで設置を決定されています。
同教会の階段は直線階段のため、今回設置したモデルは「エスコートスリム」です。
エスコートスリムの特長は以下のとおりです。
・狭い階段にも対応可能
・折り畳み式でコンパクト
・直感的に操作できるレバースイッチを採用
・いす回転機能を搭載
・6色から選択可能
いす式階段昇降機の設置工事は半日(5時間程)で終了します。
その流れを知りたいという方のために、設置手順を詳しく解説します。
1. 架台位置の墨出し
まずは、レールを設置する架台の位置を正確に測定して、墨出しを行います。
▲架台位置の墨出し
2. アンカーの穴あけ
墨出しをした位置に、架台を固定するためのアンカーの穴を開けます。
▲アンカーの穴あけ
3. アンカー打ち
穴あけが完了したら、架台の金具をアンカーで確実に固定します。
▲アンカー打ち
4. レール組付け
いす式階段昇降機の移動経路となるレールを、架台に合わせて取り付けます。
▲レール組付け
5. レールの固定終了
1~4の手順が完了すると、レールの固定が完了です。
▲レールの固定終了
6. 駆動部挿入
次に、レールにいす式階段昇降機の本体の駆動部を挿入します。
▲駆動部挿入
7. いす部の取り付け
駆動部の挿入を終えると、本体のいす部の取り付けを行います。
▲いす部の取り付け
8. 設置工事終了(お引渡し操作説明)
いす部の取り付けを終えると、設置工事の完了です。
▲設置工事終了
今回の事例では、設置後「こんなに簡単に移動ができるものがあるとは驚きです。」と喜んでいただけました。さらに、「系列の教会にも導入をおすすめします。」と、ありがたいお言葉までいただいております。
階段昇降機は一般家庭だけではなく、学校・寺院・教会などの公共施設でも導入するケースが増えています。
利用者から「階段の昇降がつらくなってきた」と相談されている施設管理者様は、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
弊社は数多くの実績があり、ご依頼主様がご納得したうえで導入を決定できるように試乗体験の手配もしています。
階段昇降機の設置で質問や疑問があれば、弊社までお気軽にご連絡ください。