階段昇降機は、高齢者や身体障がい者にとって日常生活をより安全で快適にするための重要な設備です。
しかし、階段昇降機の設置を検討している方のなかには、「どのような流れで設置するのか?」や「設置後のイメージが湧かない」など、不安や疑問を感じているかもしれません。
そこで今回はお母様のために、外階段に階段昇降機を設置したY様邸の事例を紹介します。
Y様のお母様は現在、杖や歩行器を使用することで歩行可能ですが、階段昇降に介助が必要な状態です。
また、お母様はこれまでに股関節の手術を2回受けており、さらに不調が出ても3回目の手術はできないと医師から言われています。
そのため股関節に不調が出てしまうと、自宅での生活が難しくなり、施設に入所するしかなくなるのではという不安を抱えていました。
そこで、娘様はお母様の股関節の負担を軽減するために、外階段に階段昇降機を設置することを決断しました。
お母様が利用しているデイサービスでは、階段昇降機が設置されており、その利便性を実感していたとのことです。
そこで、デイサービスの担当者に相談したところ、信頼できる業者として弊社が紹介されました。
娘様はこれから暖かくなるので、外出できるように1日でも早く階段昇降機を設置してほしいとのことでした。
Y様邸の外階段は13段の直線階段です。
▲設置前の外階段の様子
ここで、「階段昇降機は屋外にも設置できるの?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。
階段昇降機には屋内タイプ・屋外タイプがあり、屋外にも設置が可能です。
また積雪の多い地域の場合は、風除室内に屋内タイプを設置する方法もあります。
どちらの方法が良いか迷った場合は、弊社までお気軽にお問い合わせください。
Y様邸の外階段の下階は、外構のアスファルトにつながっていました。
しかし、アスファルトは耐久性や耐熱性がコンクリートに比べて劣るため、アスファルトにレールを設置するのは安全面に不安があります。
そこで、下階につながる部分の基礎をつくり、コンクリートを打ち直すことにしました。
コンクリートにしたことでしっかりとレールを固定できるため、安全性・耐久性が向上しています。
▲コンクリートにしっかりと固定
お母様が階段昇降機を利用する際は、娘様が介助するとのことです。
下階ではお母様が極力歩かずに済むように、車を横付けした状態で行うとのことでした。
また、車への乗り降りも安全にできるように、助手席のシートを回転できるタイプに変更しています。
▲下階の乗降場所
階段昇降機のいすを回転させ、車いすを正面に置いた状態で介助をしながら移乗するとのことです。
▲上階ではいすを回転して移乗
お母様は設置後に試乗したところ、「これは楽だわ!良いものを皆に付けてもらった」と大喜びでした。
今回の事例のように、弊社は階段昇降機の設置において、屋内・屋外ともに2600件以上の設置工事経験があります。
・階段昇降機を設置したいけれど、外の階段に付けれるの
・自分の家にも階段昇降機を設置できるのか、価格も知りたい
このように階段昇降機に関して疑問や不安がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。