少子高齢化がすすむ現代、医療機関において「階段の昇降がつらい」という声が増えていませんか?
対策として、階段昇降機の設置を検討している病医院も多いのではないでしょうか。
しかし、「本当に利用してもらえる?」や「寿命はどれくらいなの?」と不安に感じているかもしれません。
そこで今回は、田中内科医院の階段昇降機を新しいモデルKFW型階段昇降機に入れ替えた事例を紹介します。
田中内科医院は昭和54年に開院し、余市町内だけでなく近隣の市町村からも透析患者さんが通う重要な医療機関として、45年間にわたり地域医療に貢献しています。
建物の構造は1階が外来病棟、2階が透析病棟です。
田中内科医院には透析病棟があるように、多くの患者さんが透析治療を受けています。
その透析治療は体に大きな負担がかかるため、治療後にめまいやふらつきといった症状が出る場合もあります。
そのような状態で階段昇降をするのは大変危険なため、田中内科医院では2002年に旧型タスカル曲線型階段昇降機を設置しました。
旧型の階段昇降機は2002年に設置して以降、20年以上にわたり透析患者さんの重要な足として活躍してきました。
主に70代から80代の透析患者さんが利用されているとのことです。
メンテナンスにより稼働できる状態を維持してきましたが、老朽化や部品の調達が困難になったことから、新型のKFW型階段昇降機への入れ替えを決断されます。
▲新型KFW型階段昇降機
旧型と新型を比較すると、新型KFW型階段昇降機には3つのメリットがあります。
新型KFW型階段昇降機は、インバーター制御を採用しており、運転音が非常に静かです。
これにより、患者さんは騒音のストレスを感じることなく、快適に利用できます。
新型KFW型階段昇降機は、停電時でも約10往復の運転が可能です。
そのため、非常時でも患者さんを安全に移動できます。
▲停電時でも10往復が可能
旧型のレールの設置には、壁から22cmの距離が必要でした。
一方、新型KFW型階段昇降機のレールは壁から13cmの距離で済みます。
つまり、レールの設置に必要な幅が9cm短くなることで、階段の有効幅が広くなっています。
▲新型のレール幅は13cm
今回、新型のKFW型階段昇降機への入れ替えを決定して以降、透析患者の皆さんは設置を楽しみにされていたとのことです。
このことからも、透析患者さんにとって階段昇降機が不可欠な装置であると伺えるでしょう。
北日本メディカルでは、階段昇降機の設置だけではなく、メンテナンスも承っています。
実際に田中内科医院の事例では、弊社のメンテナンスにより20年以上稼働できる状態を維持してきました。
階段昇降機もエレベーターも設置した後に故障して使用できなくなるのがお客様は一番困ります。
弊社では365日対応する『保守点検サービス』も実施してお客様の満足の維持に努めております。
階段昇降機に関する不安や疑問があれば、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。