高齢化が進む日本において、階段に悩みを抱えている方が増えています。
そのため、利用者様から「エレベーターをつけてほしい」と要望されて悩んでいる事業者もいらっしゃるでしょう。
対応におすすめの方法は、階段昇降機の設置です。
設置費用を抑えつつ、利用者様の階段の悩みを解決できるためです。
今回は檀家さんの要望に応えるために、階段昇降機を設置した法華宗妙本寺の事例を紹介します。
今回紹介する法華宗妙本寺は、北海道釧路市の寺院です。
妙本寺では納骨堂を2階に増設し、檀家さんの先祖の供養をしています。
▲妙本寺 納骨堂の様子
納骨堂は土地の確保の必要性がないことや、天候を気にせずに参拝できることから、都市部を中心に需要が高まっています。
そのような人気の納骨堂ですが、妙本寺の檀家さんは階段の昇降に悩みを抱えていました。
檀家さんの悩みは、納骨堂をお参りするのに18段の直線階段を上る必要があることです。
▲設置前の階段の様子
檀家さんは年々、車いすの利用者や、足腰の不自由な方が増えています。
妙本寺は玄関にスロープを設置していたのですが、階段の対策をまだ実施していませんでした。
車いすの利用者や障がいのある方にとって、納骨堂までの階段は大きな障壁となっていたのです。
階段昇降機の設置前の妙本寺は、檀家さんから負担軽減のために「エレベーターがあるといいね」とよく言われていたそうです。
要望に応えるために妙本寺は、檀家さんと相談し、階段昇降機の設置を決断します。
ご住職が知り合いのお寺に昇降機が設置されているのを見て、検討していたことも決断を後押ししました。
妙本寺に導入した階段昇降機のモデルは楽ちん号KF-Wです。
▲楽ちん号KF-W
楽ちん号KF-Wの特徴は、以下のとおりです。
・曲線階段に対応可能
・6色のカラーバリエーション
・操作方法が簡単
・自動停止装置を搭載
とくに操作方法はひじ掛けにあるスイッチを操作することで簡単にできます。
また操作スイッチから手を放すと自動で止まるため、使用頻度の少ない不慣れな檀家さんにも安心してご利用いただけるでしょう。
弊社が設置の際に行った工夫は、曲線階段に対応できる特長を生かして、2階のレールを180度Uターンさせたことです。
▲2階の乗降位置
設置方法の工夫により、水平な場所で乗降できるため、より安心・安全に使用できるようになっています。
ご住職と奥様に試乗いただいたところ、「動きがスムーズで乗り心地も良いので、お参りに来た方に喜んでもらえるだろう」と安心していただけました。
今回の設置でお寺への階段昇降機の設置は、60カ所目となりました。
各地のお寺の檀家さんに、高齢者や障がいのある方が増えている証拠といえます。
実際に内閣府の発表によると、令和4年度10月時点で日本の高齢化率は29.0%に達しています。
今後も高齢化率は上昇すると見込まれており、今回紹介した事例のように対応に迫られるお寺や事業者も増えていくでしょう。
弊社ではお寺だけではなく家庭や事業所など、階段昇降機・段差解消機の導入に多くの実績があります。
高齢化への対応手段として階段昇降機の設置を検討している方は、ぜひ弊社までご相談ください。