膝の痛みから階段の昇降がつらいと悩んでいる方はいませんか。
痛みを我慢すると、症状がさらに悪化するかもしれません。生活の質を落とさずに悩みを解消する方法として、階段昇降機の設置をおすすめします。
今回は、膝の痛みが原因でいす式階段昇降機を設置したM様邸の事例、いす式階段昇降機の補助金・助成金について紹介します。
M様邸は1階が美容室で、2階が生活空間の2階建て住宅です。
▲階段昇降機 設置前の階段
2階への階段は、15段の曲がり階段です。
夫婦で経営してきた美容室ですが、約10年前に奥様が立っていることがつらくなったため、現在はご主人が一人で切り盛りしています。
1年前、奥様は膝の状態の悪化から、膝に人工関節を入れました。
そのタイミングで一度、普段から建物のメンテナンスをしている大工さんの紹介により、階段昇降機の設置を検討します。
しかし、金銭面の負担感から当時は設置を見送りました。
設置を見送ってから1年後、今後はご主人が長年の立ち仕事で膝を痛めてしまい、階段の昇降がつらくなります。
ご夫婦ともに階段の昇降がつらくなったことから、階段昇降機の導入を再度検討し、設置を決断されました。
ご夫婦から弊社にご依頼を頂くにあたり、できる限り早く設置して欲しいとの要望がありました。
M様邸にいす式階段昇降機を設置できたのは、注文から45日後です。
▲階段昇降機 設置後のM様邸
設置後ご主人は、「長年、理容店を営んでいて朝から晩まで立ちっぱなしの仕事です。唯一の休日は身体を動かすことに楽しさを感じていますが、膝を痛めてからは成長した孫を抱きかかえることが少なくなりました。現在、通院のおかげで多少は良くなっている気がしますが、これ以上膝に負担を掛けないという意味でも階段昇降機にはこれからずっと助けてもらいますよ。」と話されていました。
階段の昇降の悩みを解消できたようで何よりです。
階段昇降機の設置を喜んで頂きましたが、ご主人は1年前に設置すれば良かったと後悔もあるそうです。
後悔の理由は以下の3つです。
・1年前に設置しておけば奥様に早く楽をさせてあげられた
・自分の痛みを我慢せずに済んだ
・1年で物価が高騰し、商品価格も上昇してしまった
ご主人の後悔からもわかるように、快適な生活のためにはつらいのを我慢しないことが大切です。
階段昇降機の導入を費用面で悩んでいる方のなかには、「介護保険は使えないの?」と思っている方もいるでしょう。
いす式階段昇降機の設置は、残念ながら介護保険の対象外です。
しかし、まったく負担軽減方法がないわけではありません。助成金で費用の一部を負担している自治体もあるためです。
▲いすを昇降させる様子
北海道旭川市の「旭川市やさしさ住宅補助金」は、高齢者の住宅のバリアフリー化工事を対象とした補助金制度です。
同制度を利用することで、階段昇降機の費用の最大10万円が補助されます。
このように自治体独自の助成金・補助金を活用することで、設置費用を抑えることが可能です。
ただし自治体によっては、助成金の制度がない場合や申請期限が設けられている場合などもあるため注意が必要です。
階段の昇り降りでお困りの方は、専門の知識・経験が豊富な弊社までお気軽にご相談ください。