階段の昇降時、腰やお尻、あるいは太ももの裏に痛みを感じる方はいませんか?
そのような方はもしかすると、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)かもしれません。
脊柱管狭窄症とは、簡単に説明すると背中にある脊柱管が狭くなり、神経を圧迫し腰や足などに痛みや倦怠感がでる病気です。歩行時や立位時に症状がでやすいといわれています。
腰や足が痛い状態で階段を昇り降りするのは、「つらくて仕方がない」でしょう。今回は、そのような脊柱管狭窄症を患うN様の階段昇降機の設置事例を紹介します。
N様の場合、奥様が脊柱管狭窄症を患っており、階段の昇降に悩んでおられました。
そこで、普段からお世話になっている福祉用具貸与事業者の担当者に、体のつらいことや階段の昇り降りに不安があることを相談されます。担当者からは、階段を安全に昇り降りできる「いす式階段昇降機」を勧められます。
また、ご主人様も階段の昇り降りに対して悩みがありました。病院時に人混みに疲れてしまい帰宅時はすぐに休みたいと思うのですが、2階に寝室があるために「階段を昇るのがつらい」という悩みです。
このような背景もあり、とんとん拍子に話が進み、弊社に設置を依頼されます。
N様邸の階段は直線階段のため、階段昇降機の設置がしやすいといえます。しかし、以下の2つの懸念点がありました。
・階段下にはトイレがあり、昇降機のレールとトイレドアが干渉しないか
・階段幅が約700mmで狭めのため、利用時に膝が壁に当たらないか
▲N様邸 階段昇降機 設置前
懸念点を解消するために、N様邸で昇降機を設置する際に工夫した点は以下のとおりです。
昇降機のレールを設置する際、トイレのドアの開閉に干渉しないように設置しました。加えて、トイレドア上部のストッパーが曲がっており、その曲がりを真っすぐに調整したこともレールとドアとの距離を広げるのに役立っています。
▲トイレドアのストッパーを調整
利用時・回転時に壁に足が当たらないように、レールを壁にギリギリまで寄せることで、安心・安全に利用できるようになりました。
▲足が壁に当たらないように配慮
奥様に使って頂いたところ、「乗り心地がスムーズで静かで良い。夫にも是非使ってもらいたい」、「早く生活の一部にしたい」と笑顔で話されていました。
ご主人様からは、「シートの色が壁紙と相まってインテリアとしても気に入った」と好評でした。
N様邸にて設置した階段昇降機は「エスコートスリム」です。「薄型デザイン」や「6色のカラーバリエーション」、「暖かいデザイン性」などが特徴です。
▲N様邸 エスコートスリムを設置
弊社では設置先に伺う際、短いレールと段ボール製の階段昇降機の模型を持参しています。設置した際のサイズ感など、実物大の模型があるとイメージを掴みやすいためです。
▲お伺いする際に持参する段ボール製の模型と短いレール
「自宅の階段に昇降機を設置できるか心配」
「設置後のイメージが沸かなくて躊躇している」
※このような方は、お気軽にお問い合わせください。