高齢になると、転倒や転落のリスクが高まります。
消費者庁の調査によると、令和2年に「転倒・転落・墜落」が原因で亡くなった65歳以上の方は8,851人でした。
一方、「交通事故」による死者数は2,199人で、比較すると「転倒・転落・墜落」で亡くなる方は「交通事故」より4倍も多いことがわかります。
さらに、注目すべき点はこれらの事故の約半数は住宅内で発生しています。
このように、高齢になると転倒や転落のリスクが高まることから、不安を感じる方は早めの対策が大切です。
今回は、実際に転倒をきっかけに階段昇降機を設置したS様邸の事例を紹介します。
参考:消費者庁「毎日が#転倒予防の日~できることから転倒予防の取り組みを行いましょう~」
今回、階段昇降機を利用されるのは奥様です。
奥様は杖を利用して歩行しており、手すりがあれば階段の昇り降りもできます。
しかし、最近は歩行の際にふらつくことがあり、実際に室内で転倒することがあったそうです。
その際、転倒した奥様を90代のご主人が起こそうとしたところ、30分以上かかってしまいました。
このままでは大けがにつながる可能性があると考えたご主人は、奥様の安全を確保するため、階段昇降機の設置を検討されました。
▲設置前の階段の様子
ご主人は5年前までボイラー関連の仕事をしており、その際に建材メーカーの展示会で階段昇降機の試乗をした経験があったそうです。
その経験から、実は数年前にも昇降機の設置を検討されたことがありました。
しかし、当時見積りを依頼した他社の見積書には内訳が一切記載されておらず、不信感を抱いたために設置を見送ったそうです。
今回は、弊社に階段昇降機の設置のご相談をいただいた際に、前回の見積書のトラブルについても伺っていました。
弊社では見積書の内訳を細かく記載し、丁寧にお伝えしたところ、スムーズに商談が進み契約に至りました。
S様邸には屋内直線用いす式階段昇降機「エスコートスリム」を設置しました。
エスコートスリムは、「設置費用が安い」や「納期が短い」というメリットがあります。
実際に設置した様子は以下のとおりです。
▲エスコートスリム 1階乗車場所
▲2階での乗降はいす回転機能を活用
設置後の取り扱い説明には、ご主人と娘さんが立ち会ってくださいました。
娘さんは、「母のために設置しましたが、父親も階段の移動で危ないと思う場面がたびたびありました。今後は二人で使ってほしいですね!」と笑顔で話されていました。
高齢者の転倒事故は、家庭内でも発生しやすい問題です。
特に、階段の昇り降りは転倒の大きな原因となり得ます。
今回のS様のように、早めに階段昇降機を設置することは、安心・快適な生活につながります。
ご家族に階段の昇降に不安を感じている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度弊社までご相談ください。
S様の事例と同様に、ご質問や不安な点は丁寧に説明させていただきます。